ショパン国際ピアノコンクール in ASIA

ショパン国際ピアノコンクールの第3次予選に行ってきました。どうしても聴いてみたい、若手演奏家を目当てに。彼は、マズルカと前奏曲を演奏しました。24の前奏曲は、C dur、平行調のa moll、5度上がって G dur, e moll…..と、進行していきます。何曲かはアンコールピースとして特に有名ですが、ひとつのチクルスのように24曲まとめて演奏されるのが一般的でしょう。(40分くらい?)

例えば「雨だれ」なんかは、最も有名な前奏曲ですが、これはDes durでして、24曲の中では、15曲目に演奏されます。アンコールとして単曲で取り上げられるのとは全く違う役割があり、半分を折り返したピアニストにとっては精神力を最も必要とする場面かとも思います。今日の彼は、このDes dur, b mollから後半にかけての集中力と音楽の雄弁さが素晴らしかったと思います。特に最後のF dur, d mollでは、呼吸をするのも忘れて、その世界の片隅に僕もお邪魔させていただいたようでした。

それにしても、若い世代のチャレンジングな姿勢を見ていると、自分の背中がすっと伸びるようです。守るものがない(というのは極端かもしれませんが)責めの姿勢での音楽は、本当にまっすぐ夢中にショパンの世界に手を伸ばしているようで、胸を打たれました。

ちなみに、彼はこの第3次予選も通過し、最終予選でピアノ協奏曲の1番を弾くようです。2楽章をどんな音で弾くのだろう・・・、また聴きに行きたい!(なお、この後の写真はコンクールを聴いた後に食べたものです・・・)

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